コロナの規制が緩和された昨今、海外旅行も自由になりました。
テレビやYouTubeで外国人が「スシ最高!」と感動するシーンをよく見ます。
2023年5月、「くら寿司」が海外初のグローバル進出で台湾にオープンした際、40分前から300人の行列ができたとニュースにありました。
寿司が海外や外国人に人気の理由はなぜなんでしょうか?
外国人が好きな寿司の中で人気のネタも知ってみたい!
今回は寿司が海外で人気の理由なぜなのか、人気のネタとお店の感想もご紹介しちゃいます。
Contents
寿司が海外で人気の理由はなぜ?
いまや世界中の海外で日本食が注目を浴びるようになってきました。
海外からきた旅行客は買い物だけでなく、おいしくってヘルシーな日本食を食す目的で旅行を楽しんでいるのだとか。
その経済効果も凄いんです。
飽食の時代、現代人が健康になるためには食の大切さが見直されてきたのも一つの要因だとは思いますが。
寿司はヘルシーなこと、その材料が便利に調達できるように変わってきたこと、世界中へのコメの普及、寿司ロボットが広まり、世界各国で手軽に寿司が食べれるようになり、海外の人にも人気が出てきたと考えられます。
2023年日本人の平均寿命は84.3歳と世界ナンバーワンです。
日本で暮らしていると当たり前に寿司を食べられますよね。
むしろ食事を作るのが面倒だなあなんて思う時は、すぐに回転ずしに気軽に行くことができ、自分好みのものをが食べれてありがたいですよね。
自分好みのネタを何皿もリピートできたり、量も自分のおなかの空き具合によって好きなだけ食べることができる便利な時代になりましたよね。
日本人の食生活が世界中から注目されて、その中でも特に寿司が代表となったわけなんです。
日本人としてはうれしい限りですね。
寿司材料の調達が便利になり、しょうゆやすし酢、ガリや魚など諸外国で手に入るようになりました。
近場で材料が手に入れば低コストで済みますもんね。
コメもヨーロッパやアメリカでも作られるように変わってきました。
そして私たち日本人も恩恵を受けている寿司ロボット。
寿司ロボットが広まったことで、安価に回転寿司チェーンで食べられるようになりました。
海外に寿司職人がいなくてもよくなったわけです。
日本の生食文化の発展とは?
そもそも海外では生魚を食す風習がほとんどありません。
ハワイではポリネシアン沿岸でとれる魚を使って味付けをして食べる「ポケ」という料理がありますが、それも20世紀に入ってからのレシピですし。
イタリアの「カルパッチョ」は1950年にベネチアで考案されたものだそう。
韓国の「フェ」は、生きた魚を必ずさばくというのが日本と違っていますし、赤身の魚はほとんどなく白身だけだとのこと。
日本人からすると、ポケ、カルパッチョは刺身をアレンジしたようで抵抗なく食べれますよね。
どうやら寿司は日本特有の食文化なので「ポケ」「カルパッチョ」「フェ」以外は外国では魚を生で食べる食文化がないようですね。
逆に驚きです!
海外では生魚は食中毒を起こすんじゃないか、細菌や寄生虫がいるんじゃないかなどと恐れられており、危険だと思われているんだとか。
イカやタコなんかはエイリアンのようで食べものではないと耳にしたこともあります。
確かに、洋画ではイカタコに似たエイリアンが出てきたこともありますね。
日本人にとっては鯛の活け造りの船盛などは豪華なおもてなし料理としてとらえられるんですが、海外では魚の目がついたままの頭が盛り付けられていることに引いてしまうと聞きます。
マグロの解体ショーなんかは解体師の資格あってこそできる日本文化のひとつですが、海外の人にとってはぐろくって驚きとも聞きます。
まさか、そんな目で見られていたとは逆にびっくりしちゃいます。
そんな特有の文化が発展した日本、外国と比べて違う3つの特徴があるんです。
海に囲まれた島国
生魚を食すには鮮度が大切です。
日本は海に囲まれており4つの海流に囲まれています。
親潮、黒潮、対馬海流、リマン海流とおいしい魚をたべるのに恵まれています。
もしも内陸だったら生魚を食べる文化はなかったかもしれないですね。
日本刀の切れ味の良い包丁が普及したのも、お刺身が食べられることに関与しました。
日本が海に囲まれているおかげでおいしく生魚を食べれるんですね。
幸せなことです!
食の保存文化
鮮度が長持ちするように飛鳥時代にはワサビやそして室町時代にはしょうゆなど殺菌効果のあるものが誕生しました。
使われはじめたのは江戸時代からで、その頃に握り寿司が考案されており、長い歴史を感じますよね。
冷蔵庫がない時代にワサビやしょうゆが殺菌効果やカビの予防になることを知っていたなんてすごいですね。
世界一の衛生管理
日本は世界に比べて最も食中毒が少ない国です。
衛生管理は世界ナンバーワンと言われています。
だから、海外からの訪日の方々も安心して寿司を食べていけるわけですよね。
海外の人に人気のネタベスト5
日本に訪れて初めて生魚を食べたという海外の人は多いようです。
もはや寿司は世界の共通語になっています。
それどころか日本に来る目的が「寿司を食べたいから」といって訪れる人もいます。
海外の人に人気の寿司ネタベスト5をご紹介していきますね!
第1位サーモン
サーモンは海外の人のみに限らず、日本人にとっても一番人気のようです。
アジア、欧米でもダントツ人気があります。
他の生魚はダメでもサーモンならOKという外国人もいます。
カリフォルニア巻きみたいにアレンジがされているのも人気の秘訣かもしれないですね。
第2位まぐろ
欧米などはにもマグロはソテーやフライなどに使われており親しみのある魚です。
赤身はヘルシーで、特に好まれているとか。
日本人はトロなどに高級感を感じますが、海外の人はそのコクに衝撃を受ける人も少なくないようです。
第3位巻きずし
海外の人は海苔に馴染みがないのになぜ巻きずしが人気なんでしょうか?
外国人の好きな巻きずしは裏巻きと言って海苔が内側だったり、野菜だけを巻いてあったりしてベジタリアンでも食べれる寿司があったりと日本人がイメージする巻きずしとは違うようです。
どうやら真っ黒な海苔に敬遠するらしいです。
でも日本に来たらその伝統の巻きずしには興味深々のようです。
芸術ともいえるくらいのきれいな巻きずしが日本にはありますよね。
日本人の器用で繊細な巻きずしを見て感動してもらいたいなと思っちゃいます。
第4位えび
海外の方にはオマールエビやロブスターなどもあってエビは親しみやすいみたいです。
生臭さもないですしね。
そしてなんといっても殻を外してあるので食べやすかったり、蒸してあってとっつきやすいですよね。
でも甘えびも甘くて柔らかくって好きになっちゃう人が多いようです。
第5位ホタテ
ホタテは海外ではとっても馴染みのある食材です。
ヨーロッパでは豊穣のシンボル食材として古くから重宝されてきたとか。
食感が楽しめる以外にも、臭みクセがなく、淡泊なのが人気のようです。
海外の人に聞いたお店の感想
アメリカ人は断然日本の方が寿司が安いと言っています。
日本の寿司は安くておいしい!
今や回転ずしは100円でおいしい寿司が選びたい放題食べたい放題食べれますしね。
他にも貴重な生魚を食べれる寿司は新鮮でおいしい!
日本の寿司のシャリは甘くっておいしい!
ワサビは思っていたより辛くなくっておいしい!
などと高評価のようです。
海外のシャリと比べると日本の寿司の酢と飯との割合が絶妙で絶品。
ネタよりもシャリを好む方も多いようです。
まとめ
寿司が海外の人になぜ人気なのか、人気のネタやお店の感想をご紹介してきました。
健康志向広がり、世界一の長寿国である和食の代表である寿司が世界中に広がったことが、海外の人に人気の理由であることがわかりました。
人気のネタは1位サーモン、2位まぐろ、3位巻きずし、4位えび、5位がホタテでした。
なぜ人気なのかというと、生臭くないことから食材として使われていたことや、とっつきやすいことが理由にあげられるようですね。
日本のお店で食べる寿司ではネタだけでなく、シャリも海外に比べて絶妙絶品でおいしいと感想があり、人気の一つにあるようです。
海外で食べる寿司は海外風に手が加えられていて、寿司が身近に感じられるようにアレンジされているものもあり、さらに寿司が身近なものとして食生活に取り入れられているようですね。
日本の食文化が世界に見直されていることはとても喜ばしいことですね!